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暇つぶしにどうぞ(´・ω・`)

2008/12/06
紫雷←
ねぇねぇ! 掃除したらこんなものが…ってあれ。
あ、そっか、メンテ中か…みんな寝てるんだね(´-`)

んん…僕も暇だし朗読しちゃえ!




※本当に心と時間に余裕にある方のみお進みくだしあ('A`)
  当時17歳だったおれの生2MOBの妄想です('A;.:....


やべぇwwwうpしてる途中なんだけど、20行目あたりで死にそうwwwwwwはずいwwwwww
全ての語尾に(笑)付けたくてしょうがない!
紫雷→
…い、いいのかな…? 誰も見てないよね!

タイトルは「光の頂点、未来の橋」。
昔書いたものって今見ると恥ずかしいやら楽しいやら…w
今と昔だと当時意図してたこととか忘れてるし♪

…そっか、エベシ視点で書いてたのか。
自分を重ねてたのかな、当時の僕…w









(↓なぜか当時、=を使っていた)
  ===


久しぶりだね
 僕は数年ぶりに再会した幼馴染みたちに、そう言った。
イレンも久しぶり~!
しばらく会わないうちに、少しは強くなったのか?
遅いわよイレン! アンタが遅れてどうすんのっ
また会えて良かったですよ、イレン
…久しぶり……
 ニニア、ラウル、ヒュリスにアルマ。カヴァルはちょっと無口になったみたいだけど、みんな元気そうで何よりだ。
 僕たちはここ、企業都市リヒタルゼンで育った幼馴染み。みんな修行のために外へ出ていたのだが、今日国の方から招集がかかったため、里帰りも兼ねて帰ってきているのだ。

 ニニアは、流れる青い髪がきれいなソードマン。
ぱっちりとした瞳は、戦うときはキリと細められて凛々しさを感じさせる。僕は、そんなニニアの笑った顔が…好きだ。
 ラウルは片目にかかる萌えるような赤い髪が特徴的なマジシャン。
実際燃やす系の魔法が得意なようだ。ちょっと嫌味なとこもあるんだけど、意地張ってるだけだし仲間思いのいいやつだ。頭がいいから話してるだけでも勉強になる。
 ヒュリスは、闇ににじむ黒髪をポニーテールにしたシーフ。
ラウル以上の意地っ張り、中々のお兄ちゃんっこで、僕らと遊ぶたびに、兄のレイガさんがついてきていた。…クローキングで。レイガさんもシスコンなんだよなぁ。おっと、これは禁句だった。
 アルマは、肩までの長さの陽に映える金髪を持つマーチャント。
僕らの中では唯一の年下。
確か2コ下だったかな? とても素直で、ラウルの嫌味にも負けないくらい頭がいい。
 カヴァルは焦げ茶色の髪のアーチャー。
狙った敵は百発百中、僕らの誰よりも早く敵を射止めてた。
普段はおっとりしてるけど、一度戦いになると空気が違う。
 そして、僕はイレン。自慢じゃないけどサラサラ金髪のアコライト。
支援が好きで、誰かの役に立ちたくてこの職に就いた。全然楽じゃないんだけど、「ありがとう」って聞くと嬉しくなる。また頑張ろうって思えるんだ。
 14歳のアルマと16歳の僕ら。みんな、頑張ってるんだ。

イレンもラウルもカヴァルも背伸びたねー。何年ぶりだっけ
最後に会ったのがアルマが8歳のときでしたね
ってことはアタシが今16だから、もう6年前?!
そんなに会ってなかったのか…
そういやヒュリス、レイガさんは?
ちょ、なんであんたまでラウルと同じこときくのよっ!
 ラウルも同じこと聞いてたのか…。
いいじゃない教えてあげなよ
ふふん、心して聞きなさいよ。今ここには居ないんだけどね、
…レイガさん、レッケンベルの重役…に
へぇー、すごいじゃないかぁ
そう、すごいのよ…って、アンタなに先に言ってんのよ!
 ヒュリスはカヴァルを落としにかかる。首に腕を回して、遠慮なくぎりぎりと締め上げた。
ふん!
……
あれだ、兄ちゃんが活躍してんのをよほど自分の口から言いたかったんだな
 ぼそりとラウルがつぶやく。聞こえてたらラウルも締め上げられちゃうよ?
………
 あれ?
!! ヒュリス! それ以上は駄目だって!
大変だ顔が青いよカヴァルぅ! 『ヒール!』
 やっとカヴァルは開放された。だけどカヴァルは青い顔でぐったりとしている。
 僕は死にかける幼馴染みに必死でヒールを駆けた。
 いくらなんでもヒュリスはやりすぎだよ…。
やっぱりお兄ちゃんっ子は怖いな。なぁイレン?
 きゅぴーん。ヒュリスの目が光る。
あぁ、う、うぅんそうかも
 微妙にお茶を濁しながら、ラウルから目を逸らす。ごめんラウルっ、僕には君を守ることはできない。
 そしてラウルも沈黙した。
あはは、久しぶりに会ったのに何も変わらないのよね
でも、アルマは見てるだけで楽しいです
確かにそうだね
た、楽しくないわよッ!
 ほんと、6年も経ってるのに全然変わらない。ここまで一緒に笑いあえるのも久しぶりで、懐かしくって、とても嬉しい。みんなとずっと一緒にいたいって思う。だけど、招集されて用が済めば、またいるべき場所に戻らないといけない。せめて、今ある時間を楽しまないと!
そうだ、みんな揃ったことですし。なにか飲み物買ってくるです
 そう言ってアルマは街中の水辺のベンチから立った。
ありがとう~
アタシは蜜柑コーラね!」                          ←の右のほうに汚い文字で
気が利くね、アルマ。(気絶している)二人の分も頼んだよ」        「リヒタルゼン限定商品」…('A`)
あい分かりました」                                
 アルマは飲み物売り場に駆けていく。ほんと、気が利くようになったなぁ…。
 ぼてぼてと走る背中を見て、大きくなったもんだと思う。
アルマは僕にとって、なんていうか…妹みたいな存在だ。
 ──みんなで一斉に転職して、町を出たとき。一番年下のアルマだけは泣いていた。泣きながら叫んでいたんだ。「アルマは、次会うときは立派場アキンドになってます! みんなも立派になって会いましょう!」
 アルマ、立派になったよほんと。僕もあのころから少しは立派になったんだろうか?
ねぇ、僕立派になれたかな
うん?
なによいきなり
うーん、そうねぇ…
 そこで悩まないでよニニア! 即答してくれー…。
なんかへらへらするようになったね
ひどっ
 ニニアはどう思ってる?
うん、前よりしっかりしてるって思うよ
へへ、そうかな~
 男前になったってことだよね! いい意味いい意味!
またへらへらしてる…
なっ…!
 ヒュリスに指摘され、僕は思わず赤くなってしまった。
体温が上昇、頬は上気…。図星だな、イレン
って違うってばぁぁっ!
 復活したラウルは容赦なく痛言する。
ほんっと分かりやすいなイレン。…む? アルマがいないようだが
うん、飲み物買いに行ったよー
なにぃ?! おれが寝てるうちにか?! おれはブラックコーヒーしか飲まんことをアルマは知らんだろう、言いに行かねばっ
 ラウルも飲み物売り場へ走っていってしまった。
 好み変わったんだなぁ、ラウル。昔は…。
ラウルさ、昔はカフェオレばっかり飲んでたよね
そうそう、ミルクと砂糖たっぷりのあっま~いやつ!
ニニア、僕も同じこと考えてたよ
あはは
 些細な繋がりでも嬉しいって思っちゃうんだよなぁ。
 ふと背後に、すっと気配を感じた。振り向くとカヴァルが復活している。
カヴァル、どこ行くの?
アルマのとこ…。飲み物六つ、二人で持つのは…大変
 そう言うと、駆けて行ってしまった。
気ぃなんてもの使わなくても全部ラウルに持たせりゃいいのよ
ヒュリスも相変わらずだね
なーに、イレン。あんたも締め上げられたい?
まぁまぁヒュリス…
 ニニアがヒュリスをおさめる。さすがニニア、いい子だなぁー。
なにへらへらしてんのよっ
だーかーら、してないってばっ
 いけない。また顔が緩んでいたらしい。
 ふと、聞き覚えのある声が聞こえてきた。どうやら三人が帰ってきたみたいだ。
お待たせしましたー
おか~
遅いじゃないー
うん、ありがとう
なんだヒュリス、頼んでおいてその態度は
アンタこそ何よ、別に頼んでないわよっ
 蜜柑コーラ頼んでたって!
上等だな…
なによ、やるっての?
 ってまたケンカが?!
ケンカは良くないよ、久しぶりに会ったんだか
イレンは黙ってろ!
イレンは黙ってなさい!
 うわぁ、止められない! 二人とも昔からよくぶつかるけど、ここんとこだけ成長してないっ!?
 ラウルとヒュリスが互いの攻撃スキルを使おうとしたとき──火矢の雨が降った。
『アローシャワー!』
『マグナムブレイク!』
 ニニアの放った攻撃スキルは、ただの矢を火矢にする。火矢となって、ラウルとヒュリスの足元に突き刺さる。
矢は、二人とも動けないように計算されて撃たれていた。
ご、ごめん…
…悪かったな
 さっきまでとは打って変わった態度で謝る二人。冷や汗をかいている。
ケンカはだめってイレンも言ったじゃない!
そうだ、…久しぶりに会ったのに、怪我、したくない…
 さすがだよニニア! カヴァルも! にしても…。
二人ともいつからそんなにつよ
『カートレボリューション!』

ドゴぁッ!

がっ!
ゲハッ!
いきなりカーとが視界で回転した。…矢で動けない幼馴染み二人を巻き込んで。二人とも吹っ飛んだ。
ケンカはダメですー! って、あれ、もう終わって…?
 アルマもケンカを止めようとしてくれていたらしい。ちょっと遅かったけど…。
 アルマはしおらしく言った。
ほんと、せっかく集まれたんです。時間は有限じゃない…。アルマはこの時間を楽しく過ごしたいです! ラウルとヒュリスは…違うです?
 言って、二人を上目遣いで見る。…可愛いなぁ、アルマ…。
ほら、みんなこう言ってるんだからさ。この町にいる間は仲良くしようよ? ね?
 僕が言っても説得力ないんだよね…。
わ、わかってるわよそんなことッ!
アルマの可愛さに免じてここは手を引くとしよう
 よかった、なんとか納得してくれたみたいだ。
 それから、僕達は落ち着いて話をした。あ、落ち着いてじゃなくてケンカせず、ね。結構騒いでた。
 今までのこと──自分の足で歩き、冒険したこと。楽しかったこと、許せなかったこと、忘れられないこと。ヒュリスは臨時公平パーティで出た青箱を勝手に開けられたことを思い出して、また怒ってた。ラウルは蟻地獄でビタタカードが出たときの話をして、ヒールレベル1をして見せた。僕のヒール1より回復量高い?! カヴァルはフローラを狩っていたら、ラウルが倒れていたのを見つけたこと。助けずに草葉の陰から見ていたらしい。ニニアは狩場で女の子の剣士友達ができたこと。良い武器などを紹介してもらったって。アルマは自分の露店に固定客ができたことについて。いつもお店ありがとう、って言ってもらったのを喜んでた。そして、僕は。辻ヒール1000人を目指してて、今473人目ってことを話した。お礼を言われる前に逃げるのがミソ!
 いつのまにか、結構な時間が経っている。
わ、もうこんなに時間経っちゃってる
楽しい時間は過ぎるの早いです
そうだな
 でも、日が落ちるまではまだ時間がある。
ねぇ、久しぶりに集まったんだし話してばっかもなんだからさ、狩り行かない?
 僕はそう提案してみた。みんなが今までの間にどれだけ実力つけたのか気になるし、自分の癒しの力がどこまで通用するのかみてみたい。
いいね、丁度メンバーのバランスいいし
そうだな、俺の実力を見せてやろう
アンタのおっそーい詠唱の間にこのアタシが倒してあげるわよっ
面白そうですね、賛成です
行くのは賛成…、…公平パーティ組める?
 ハッ! たしかにカヴァルの言う通りだ。公平が組めないと、攻撃手段のない僕には経験値が入らない。
まぁ、たまには非公平で支援してもいいし…
だめだよ! わたし達だけ経験値もらうわけにはいかないよ
そうだ、お前が一番レベル低いのにさらに差がつくぞ?
なっ、なんで僕が低いって言い切れるのさ!
支援職なんて得てしてそんなもんだ
 それなんて理屈…。
皆さんレベルは? アルマは56です

わたしは53だよ
アタシも53
俺は58だ。アルマ結構高いのな
おれは…、57。実はもう…転職できる
!!
 な、なんだってー!
なんで転職してこなかったんだ?
みんなと…、別れたときの姿で、会いたかったから
 なるほど…。
それに、転職はみんなで一斉にしたい、…って思ってる。だめか?
い、いいんじゃない! みんなと同じところからまた始められるしさ!
 僕はすかさず賛成!
うん、そうだねー…って、イレンのレベル聞いてないよ?
 ギクッ!
ほ、ほらっ、公平パーティは組めるんだし…
どーせ低いんだろ? 隠さないでいいって
そうだよー、減るもんじゃないし。いくつなの?
 うぅ、ニニアの笑顔がイタい…。言えばいいんでしょ、言えば!
…8、だよ…
なーにー? 聞こえないわよ?
 ヒュリスの意地悪っ!
48だよ! 公平はできるから低くてもいいじゃないかぁ
ギリギリだな…
ほ、ほら、ラウルが上がる前にイレンが上がればギリギリじゃなくなるよ!
イレン、頑張ってあげましょう! アルマは応援しています!
 みんなの…慰めに近い言葉が痛い。だから言い出したくなかったんだよ…。
 そこで狩場なんだけど、とヒュリスが切り出した。
狩りいくんなら、ベース経験値だけでもおいしいところがいいんじゃない?
おし、ならちょっと背伸びして──、アインベフ鉱山ダンジョンでも行ってみるか。それにゲフェンダンジョンとかはもう行き飽きてるだろ?
 えぇっ、だからって鉱山ダンジョン!? そりゃ確かにゲフェンダンジョンは行き飽きてるけどさぁ…。
 それに。
鉱山ってベアドール事件の場所じゃないの?!
ベアドール事件? なにそれ初耳ー
ほう、そんな事件があったのか
アルマ聞いたことがあります。お祖父様が話してくれました
 アルマ以外はみんな知らないようだから、説明することにした。
 ──ここリヒタルゼンから北東に進んだ町、アインブロック。工場の立ち並ぶ都市で、工業生産物が有名である。その町のおもちゃ工場で生産されるベアドール。構造も単純で材料も安く、家庭用おもちゃとして大量に生産されていた。しかし、一家族がが次々と殺される開示権が立て続けに起きた。その被害者の共通点は、全ての家庭がベアドールを所有していたことだった。どうやらこのベアドールはなにかの意思を持ち殺戮をするらしく、事件を起こしているようなのだ。製造元を突き止めると、そのベアドールは全て同じ工場から作られていることが判明した。増える被害にアインブロック警備隊までもが動き、全てのベアドールを回収した。しかし、回収されてまとめられていたベアドールたちは、スクラップ直前で大脱走をした。鉄の網を破りぬけ、逃げ出したのである。そして、その殺戮人形・ベアドールが逃げ込んだというのがこの鉱山ダンジョンだった。当時から危険なモンスターが多く生息していたため、ここでこの事件は打ち切られた…。それから子の鉱山に入ったものは生きて出られないという…。
…確かに、こわいわね
そうだよ! 僕らのレベルじゃ狩る前に狩られちゃうってぇぇ
 みんなが怖がっている中、平気そうなのが一人いた。腕を組んで偉そうにして──
大丈夫だぞ
ラウルは何を根拠にそういうのさ!?
事前に鉱山ダンジョンのデータは手に入ってる。もともとレベルに関係なく行く気あったしな
 …へ?
確かにベアドールは出現するが、地下2階からだな。さすがに地下2階に行くとは言ってないぞ
 な、なんだってー!
少々ジャンクポットが強いくらいだな。あれはおれが狩れるから、他のモンスターは皆でなんとかなるだろ
んじゃ問題なしね~
鉱山決定! っと
う、うん、そうだね…
 どうしよう決定しちゃったよ! 僕ベアドール事件の話聞いて夜眠れなくなったのに…。
イレンは何震えてんのよ。早く準備してきなさいよっ
あ、うんわかったよ!
 こうして僕はトラウマと向き合うことになった。ベアドールの呪いとか、かかったらどうするんだっ!


  ===


とうちゃ~く!
 薄暗い鉱山の入り口…。僕達はそこで支援準備をしている。
に、ニニアもやる気満々だね…
だって久しぶりのみんなとの狩りなんだもん!
 そう言ってニニアは剣を確かめるように振った。ぶん、と振られた剣が空気を切る。
確かにそうだ。僕もトラウマはさておき、気を引き締めないと。支援が気絶したらパーティは全滅するかもしれないんだからっ。僕が皆を守るんだ!
『エナジーコート!』 みんな、準備はいいか?
おーっ!
 先に前衛のニニアとヒュリスが入る。次に僕とアルマ、カヴァル、最後にラウル。
うわー、くっらーい
 ヒュリスの言う通り、暗い。唯一の明かりも古びたランタンが吊るされているだけで、足元も悪い。
 …ん? 何かが僕の横を漂ってきた。
かわいいなー、このピンクのもこもこ…
 僕は近寄ってきたそのもこもこに顔を近づけようとした。目もあるみたいで、なんだかかわいい。
『チャージアロー!』
 飛んできた矢が勢い良く吹っ飛ばす。僕は驚いてしりもちをついてしまった。
うわぁっ!?
 そして、吹っ飛んだ先で爆発!
……
あれ、ノクシャス。…自爆するモンスターで、…危ない
 そ、そうだったのか! 知らなかった…。危うく僕の頭も木っ端微塵になってたかも…。
ありがとう、カヴァルのおかげで助かったよ
アンタがドジなのがいけないのよ
 相変わらずヒュリスは厳しい…。
あ! ピットマン!
よしきた『石投げ!』
 まずヒュリスが、ピットマンのターゲットを取る。ニニアも剣で攻撃に加わり、ラウルがセイフティウォールを張り、カヴァルが矢を射る。アルマはというと。
『ファイアーボルト!』
 アルマはINT型の商人で、火の宝剣を持って魔法を唱えている。アルマの家に代々伝わる宝剣らしい。
僕はひたすらヒュリスにヒール! しながら、辺り一面を見回す。っあ、
アルマ、左にベノマスがっ!
『チャージアロー!』
 カヴァルが素早く距離を開かせる。
まかせて! 『バッシュ!』
 距離が開いたところで、滑り込むようにニニアが突っ込む。叩き込まれたバッシュでベノマスは四散する。
 それから、僕達は順調に狩りをすることができた。ジャンクポットに無謀にも突っ込んだヒュリスが気絶したり、ラウルがファイアーウォールの置き方を間違えて轢かれたりしたけれど。僕は無事50レベルまで上がった。みんなのおかげだ! 呪いもなくって安心。
 そして僕達は町に戻ってきた。


  ===


おつかれ~っ
おう、じゃあな
 収集品の清算をして、今日は僕達は家に帰った。招集がかかっている日は明日だ。アルマ、ラウル、カヴァルとヒュリスは家の方向が違う。4人と別れたあと、僕達二人は家に向かって歩いていた。ニニアと僕はお隣さんだ。
あ~っ、今日は楽しかった!
そうだね
イレン、お疲れさま
うん、ニニアもね
 みんな、強くなってる。時間は流れているんだ。
…早くプリーストになりたいなぁ
 思わずぼそっと言ってしまう。SPだって足りないし。
わたしも早く、ナイトになって…
 ニニアがちょっとうつむいて、こっちを向いて言う。
…イレンのことも、守ってあげるからね
…うん
 くすぐったくて、嬉しい。なんかちょっと情けないけど、僕にはこれがちょうどいいような気がした。
…僕だって、ニニアが汚したら…いつだって治しに飛んでいくよ
あははっ、ありがとう
 ほんとは怪我させないように守るのがいいんだけどね。僕かっこわるい。
 話が途切れて、沈黙が流れる。今の僕は、こんな沈黙さえも大事にしたい。
 日も落ちて、ぼんやりとした街灯が僕達二人の足元に影を作る。二人でこうやって歩く石畳も久しぶりなんだよなぁ…。
そういえばさ招集、一体なんなんだろうね
 ニニアが口火を切った。
なんなんだろうね…? いきなり集められてもなぁ
 皆に会えたのは嬉しかったけど、修道院のほうのお勤めもある。できるなら手早く済ませたいし。
ま、どこかのモンスター退治なんじゃないかな? 最近狂暴なモンスター多いって聞くし
うん、そうだねー…
 でも退治ならレイガさんもいるし、僕らを呼び寄せる必要はないんじゃないかなぁ。
それじゃね、イレン
 あっ! もう家の前だ。時間が都合の良いときだけ早いなぁ…。
ニニアーお疲れー! また、明日に!
またねー
 ニニアは大きく手を振って言った。僕も手を振り返す。
 家に入ると、懐かしいシチューの匂いが漂ってきた。
ただいま、母さん
 台所に立つ母に、声をかける。今までも家には帰っていなかったから、久しぶりの我が家。
 母さんが、6年前と変わらない笑顔で。
「おかえり、イレン」
 言ってくれた。僕はじんわりと嬉しくなり、帰ってきたことを実感する。忙しいし、修道院は外部との連絡にも厳しいから手紙を送ることもできなかった。
元気にしてたよ。母さんは?
「この子ったらまったく連絡もよこさないで…。心配したわ」
 母さんの目にうっすらと水が浮かんだ。ぎゅ、と抱きしめられる。腕の中で、小さくなった母さんを感じる。抱きしめてくる力強さがある。母さん、元気みたいだ。
ただいま
 僕はもう一度言った。
 …しばらく、そのままでいた。
「イレンはあまりにも連絡しないから、知らないでしょう? 」
え?
「家族が増えたのよ」
! ほんと!?
「ええ、イレーヌこっちへおいで」
 ひょこ、と小さな女の子が顔を出す。髪は僕と同じ金髪で、くるくるとした髪を背中まで伸ばしていた。どうやら、僕には妹が出来たらしい。5歳くらいだろうか、くりくりとした瞳で僕を見ている。
「おかぁさん、よんだぁ? 」



   ===





雷千→
…おい。


紫雷→
うわぁっ! びっくりした。起きてたの?

雷千→
いい年した弟が幼女の声出してりゃ起きるだろ…
何やってんだよ、とっとと寝ろ。
みかも起きたらうるさくなるんだからな、静かにしとけよ。


紫雷←
(´・ω・`)…おやすみなさい。
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